約800名に及ぶ来場者を記録
平成22年6月20日(日)午前9時より、仙台国際センター、橘、萩の両会場にて第4回宮城県「柔道整復学」構築学会を開催いたしました。
県民の2割の方々にしか接骨院・整骨院をご利用していただけていない厳しい現状のもと、こういった学術大会を通じて、多くの県民の方々に柔道整復師についての様々な側面を認識していただくことに重きを置き、「~地域に根ざした柔道整復師とは~」をテーマに、各院にて積極的なポスター、チラシ等によるPR活動を展開し、県民お一人お一人へのお声掛け、姿勢を徹底した甲斐があって、過去最高の来場者数を記録することができました。
私達が、誰に頼ることなく、また人任せにするのでもなく、自分達自身の力で現状を切り開いてゆくためには、こういった一致団結が必要不可欠であることを改めて強く認識いたしました。
会員研究発表5題、宮城県「柔道整復学」構築研究委員会中間報告3題、特集「介護と柔道整復師」2題、学生研究発表6題の計16題という、これまでに最多のエントリーがありました。しかも数だけの観点ではなく、エントリー者に注目してみると、会員発表では、社団会員ではない柔道整復師が学会会員となり研究発表にエントリーなさいましたし、学生発表についても、過去は仙台の4校のみ参加がパターンのようになっていましたが、今回は岩手県盛岡市、福島県郡山市の2校が積極的にエントリーくださり、学生発表では初めての6校の参加となりました。こういった現象を考えてみますと、過去ミニ学会も含めてオープンな学会を地道に4度開催し、種を蒔いてきた成果が、芽を出し始めてきたのだと手ごたえを感じています。こういった動向から、団体間の枠を超えて集える場、アピールできる場が、柔道整復師を取り巻く環境の中で求められているのではないでしょうか。今、本当の大同団結に向けた小さな一歩を踏み出せたという自負を持って、このつながりを大切に育んでいきたいと思います。
奇しくも当日、向かいの大ホールでは、第3回宮城県「柔道整復学」構築学会でご講演くださいました、辨野義己先生が河北新報社主催の講演会でご講演されておりましたが、私達宮城県柔道整復師会の学会が開催されていることを知ると、わざわざ受付にお顔を見せにいらしてくださり、「あの学会を今年も頑張って開催されいるんですね。私も陰ながら柔道整復師を応援しています!!」と激励してくださいました。思いもかけぬ、サプライズでしたが、地道な継続こそが、こうして柔道整復師への良き理解者を一人ずつ得ることに繋がるのだと強く再認識し、来年に向けより一層、オープンで充実した学会を開催するべく、宮城県柔道整復師会一同、気持ちを引き締め直し、開催のご報告とさせていただきます。
<市・県民歴史講座>
伊達家三十四世 仙台伊達家十八代当主
伊達 泰宗氏
「政宗公の養生訓」
<市・県民実技講座>
救急救命講習会
<模擬整・接骨院>
理学療法体験会
<市・県民健康講座>
新渡戸文化短期大学学長 医学博士
中原 英臣先生
「元気で働くための健康管理」~医者しか知らない危険な話~
<市・県民歴史講座>
伊達家三十四世 仙台伊達家十八代当主
伊達 泰宗氏
「政宗公の養生訓」
<市・県民実技講座>
救急救命講習会(修了証発行)
【主催】
【講師】
■特集「介護と柔道整復師」パネルディスカッション
■模擬整・接骨院~理学療法体験会~
■宮城県「柔道整復学」構築研究委員会中間報告
■学会研究発表
■学生会員研究発表
■理学療法体験会 ~模擬整・接骨院開院~
■医療機器展示会